【コラム】猪名川アラカルト第30回飼育されたり昆虫館などで紹介され、猪名川水系では発見しにくいです。ゲンゴロウ:水生の甲虫類では最大種!

川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧

ゲンゴロウ〔ゲンゴロウ科〕:絶滅危惧II類(VU)です!

ゲンゴロウは、漢字で「源五郎」と書きますが語源は不明との説もあります。ゲンゴロウは、他のゲンゴロウと区別するため、オオゲンゴロウ・ナミゲンゴロウと呼ばれるようになっています。前回紹介したタガメとともに、日本の水生昆虫の代表格です。
平地から山地の流れの静かな川や池などにすみます。かつては田んぼ近くの池などに生息していました。現在は、環境破壊や外来種の侵入、乱獲などで生息環境が減少し、絶滅危惧II類 (VU)〔環境省レッドリスト〕に指定されています。
成虫の体長は35~40mmで日本最大、幼虫も体長約68mmで、日本最大です。

ゲンゴロウのなかまには、猪名川水系でも比較的よく見かける種類もいます。
成虫は爪のある前脚・中脚でメダカやエビなど、小魚や水生生物を捕獲し、強力な顎で肉をかじって食べます。成虫は強い嗅覚を持ち、水中で傷ついた魚などの匂いを感じ取る鋭い嗅覚で獲物を見つけます。他のなかまを少し紹介しましょう。