【コラム】猪名川アラカルト第29回「水生昆虫の王様“タガメ”について・・・」

川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省環境カウンセラー牛尾巧

タガメ〔コオイムシ科〕:絶滅危惧II類(VU)です!


里山の昆虫たち、陸上ではカマキリやオニヤンマが強そうです。水中ではタガメが最も大きい水生昆虫で、大きさは50~60mmです。猪名川水系でも、ほとんど観ることが少なくなりました。
5月頃に水田や小川にあらわれ卵を産みます。7~10日で孵化〔卵から幼生にかえる〕し、約40日で成虫になります。その間、5回脱皮し、9月後半には成虫になり、エサをたくさん食べて冬にそなえます。冬の間は、ほとんど働かず、枯草の下や泥の中で生活します。
タガメは、「田亀」と書き、背中が亀の形に似ていることから名付けられました。

求愛行動:

オスの中脚のつけ根付近でバナナの匂いの液をつくり、腹部と翅のすき間から呼吸管のすき間を通して匂いを出しメスに知らせます。その際、オスは振動させ、メスがプロポーズに応えた場合は、メスも振動させます。