【コラム】地球温暖化のお話(25)再生可能エネルギー(7) 小水力発電

石津 顕

「小水力発電」聞き慣れない言葉ですね。周りを見渡すとあちこちに水が流れています。大きい川、小川、谷川、農業用水、上下水道などなど。小水力発電は、これらの水の流れを有効に利用し、水車を回して小規模な発電する方法をいい、現在無駄に捨てられているエネルギーを有効利用しようとするものです。
これまでの電力会社主体の開発とは異なり、多様な事業主体が実施しており、
事業主体は、地方自治体、土地改良区、NPO、民間、個人などで、地域密着型です。
地元のコンサルタント、施工業者、業者による保守管理なども行い、地域の活性化、地域の雇用促進にも有効で、地域による、地域のための発電と言えます。
しかも遠距離から送電線で送られることがないため送電ロスは少ないのです。このほかに長所は①昼夜、年間を通じて安定した発電が可能。②出力変動が少なく安定、電力品質に影響を与えない。③経済性が高い。
④未開発の包蔵量がまだまだ沢山ある。⑤設置面積が小さい。
一方で短所は①水の使用について、利害関係が付きまとう。(昔から水利権の争いは多いのです。我田引水と言う言葉がありますね)②太陽光や風力に比べ、法的手続きが煩雑で、面倒である。(特に河川法。大規模水力計画と同じ手続きが要求される)
しかしながら小水力発電は地域で作る電力、いわゆる地産地消の電力であり、地域のイベントや災害時の電力としても有効ですね。
変わった小水力発電としては水洗トイレの水流を利用して発電し、その電力で自動水洗のセンサーを動かすもの。
また空調用の水流を使用した発電も試作されています。
全国いたるところにある用水路、小川、谷川を市民発電所などとして有効に利用できれば、われらの電力を使えて楽しいですね。
百人一首にこんな歌があります。
“瀬を早み岩にせかるる滝川の われてもすゑに逢はむとぞ思ふ” 崇徳院『詞花集』
この歌の意味はお判りでしょうか?

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