【コラム】オオムラサキ 24回目;2019年12月号

兵庫丹波オオムラサキの会  会長 足立 隆昭

現在のオオムラサキの生育状況

新聞報道の紹介

「里山のチョウ激減」・・・34種が「絶滅危惧種」相当の見出しで11月13日の、朝日新聞第一面に掲載されました。その記事を紹介します。
(14 日、 読売新聞 が「編集手帳」に、 16 日、毎日新聞が「社説」に同趣旨の記事が 報道 されました)
里山のシンボルと称えられ国蝶とされたオオムラサキが10年間で16.1%の減少、絶滅寸前の絶滅危惧種1A類に準ずることは深刻です。

2019-11-13 朝日新聞

2019-11-13 朝日新聞

種の絶滅速度について(参考)

ノーマン・マイヤーズ著「沈みゆく箱舟」から環境省が恐竜時代から現代にいたる1年間に絶滅する種の数の経緯を資料化しています。下記に紹介します。

1年間に絶滅する種の数
恐竜時代=0.001種
西暦1500年~西暦1900年=0.0250種
西暦1900年~西暦1975年=1種
西暦1975年=1.000種
西暦1975年~西暦2000年=40.000種
1日で100種以上が絶滅していることを示しています。

ところで、川西市は川西方式と言われる宅地開発を行い、阪神間のベッドタウンとして発展してきました。これは先住者の動植物を犠牲にしたことは否めません。しかし川西市は、市の中央に猪名川流域を持ち、周囲の山地は日本一の里山として、開発された住宅地は町山として新しい自然の様相をなし、豊かな自然環境にあります。
これからは私たち住民が自然に恩返しをする番です。
川西に生息する国蝶・オオムラサキを通じて実行したいと思います。
P・D・Cを大切にして‼
計画(Plan)
4~10月にエノキの分布調査を行い12~3月に越冬幼虫の分布調査を行う。
夏季に樹液の出ているクヌギなどの分布調査を行い成虫の生息環境を調べる。
多くの川西市民にオオムラサキを認知して貰うために小学校の飼育希望を募る。
オオムラサキの餌になるエノキとクヌギの種を小学校で蒔く。

(参考文献)環境省HP)

※コラムの内容については、こちらから印刷してもご利用いただけます。

PDFファイル(713KB)をダウンロード