【コラム】「猪名川アラカルト」第6回
生物が知らせる猪名川の水質と指標生物 その2~川のようすと生き物たち~

川西市域・猪名川の自然と生きもの「人・くらし・自然」
環境省 環境カウンセラー 牛尾 巧

生物が知らせる猪名川の水質と指標生物 その2~川のようすと生き物たち~

上流域のようす

 猪名川の源流大野山〔753m〕、奥猪名健康の郷、一庫大路次川の最上流剣尾山一帯、黒川上流の妙見山ケーブルに沿った渓流などが思い浮かびます。
オオヤマカワゲラなど大型のカワゲラやエルモンヒラタカゲロウなど水質1級の指標生物、アマゴ、タカハヤ、カワムツなどの魚が見られます。四季を通じて鳥が多く、コケやシダも上流の川を彩っています。

上流から中流域のようす

アユ、オイカワ、ムギツク、カワヨシノボリ、オヤニラミなど、魚やトビケラ、カゲロウ、トンボのヤゴなどの水生昆虫の種類も多く見られます。
黒川、野間川など支流では、カワニナやゲンジボタルも見られます。ツルヨシやオギなどの群生、カワラヒワ・セキレイのなかまが見られます。

中流から下流域のようす

ニゴイ、フナなどの魚が多く、砂礫の川底では、カマツカなども発見できます。ミズムシやイシビルのなかま、ヒメタニシやサカマキガイなどが混生しています。
本流下流域、藻川の平瀬では、モクズガニやキイロカワカゲロウ、マダラカゲロウのなかまを発見できます。冬には、カモのなかまが見られます。

下流から汽水域のようす

下流域では、汚濁に強いアメリカザリガニやイトミミズ・ユスリカのなかまが見られます。川原では、ヘラオオバコやアメリカセンダングサなど帰化植物が多く発見できます。
さらに、コンクリート護岸が目につく汽水域では、カニやゴカイ、フジツボのなかまが見られます。

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